あたらし(o-ω-o)

雑食音楽好きの日々です(・ω・´ 自分の日々のgdgdや、歴史に埋もれてしまった作曲家の再発掘・紹介など

M.フライ:"小川のほとりの水車"(作品77-8) 

 

マルティン・フライ(1872-1946)の「Erholung(休憩,休養)」12の易しいピアノ小品 作品77より
第8番"小川のほとりの水車/Die Mühle am Bach"を弾きました。

第7番に続いて第8番。左手のトリルの様な音が川のせせらぎを表現しています。



ト長調。小さいロンド形式。ABA-C-A-[Coda]

右手のメロディは3度の重音でこちらが水車の様子でしょうか。
主題A部のメロディはいろいろな和音付けが出来るのですが、
左手は主音(G)のバス音を維持し続けます。

B部やコーダで第6音(E)がフラットされるのも特徴的。
中間C部では短調に乗って忙しい様子になりますが、全体的に穏やかな印象です。


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一見、個性が薄いようにも感じますが、主題A部は一貫して左手が同じ音型を
とり続けることで、とめどない流れを表現しているのが革新的と感じます。
これはコーダでも聴くことが出来、和声的に曖昧でありながら柔らかさを感じます。

ペダルを加えるとより小川感が出てキレイですが
踏みすぎると性質的に濁りやすいので注意が要りました。
あと、中盤になると弾きにくい箇所が左手に出てきます(汗)

「小川」や「水車」の表現が面白くメロディもキレイな曲ですが
少し難しめな曲でした~(´▿`;)

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M.フライ:"森にて"(作品77-7) 

 

今回は今日没後70年になるドイツの作曲家マルティン・フライ/Martin Frey(1872-1946)
「Erholung(休憩,休養)」12の易しいピアノ小品 作品77より第7番"森にて"を弾きました。

M.フライはドイツのクロッセン・アン・デア・エルスター出身の作曲家。
作品77は子供向けの曲集で左手に重点が置かれているようです。




今回の第7番"森にて"はABAの3部形式。提示部は変ロ長調の2/4拍子。
落ち着いた曲調でカッコウの声の描写があります。
後半の感傷的なメロディが聴かせどころです。

中間部は入りがヘ長調で6/8拍子になるという特殊な形。
展開部風に色々な調を経由するエコーの後、森のざわめきが旋法的和音で表現されています。

再現も最後カッコウの声がだんだん小さくなっていってシンプルに終わります。


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簡素な構成の曲ですが、その和声は、提示部では少しモダンで、
中間部ではリディア旋法の和音を森のざわめきに使っています。

M.フライの活動期としては後期ロマン派の終わりから近現代音楽くらい。
フランスの印象派作曲家と同年代ですので和音の拡張も必然的といえるのでしょうね。

とにかく、初~中級者向けの小品にも新たな模索がもたらされている事がうかがえました。


演奏は、まぁ、いつもな感じです。(笑)
「静かに密やかに」という指示だけで速度がよく分からないのですが
カッコウの鳴き声を考えると、このくらいかなと思いますー。

中間部は拍子が変わるので戸惑いそうになります。
拍感も大事な要素のようです


ということで、フライ没後70年ということで1曲弾かせていただきましたが
他の作品にもぜひ出会ってみたいという印象を持ちました(๑`・ᴗ・´๑)
けど、他の楽譜を入手できないのですよね
今後は資料をまとめていこうと思います。

ではでは。ここまでありがとうございましたー!(´∇`)ノ

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