あたらし(o-ω-o)

雑食音楽好きの日々です(・ω・´ 自分の日々のgdgdや、歴史に埋もれてしまった作曲家の再発掘・紹介など

コルンゴルト:"小人"・"おとぎ話のエピローグ"(7つのおとぎ話の絵) 

 

今回はオーストリアとアメリカで活躍した作曲家エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト
(1897-1957)から作品3"7つのおとぎ話の絵(童話画)"より第4番"小人"
第7番"おとぎ話のエピローグ"をご紹介します。

- 少し作曲家の紹介 -
E.W.コルンゴルトはオーストリア=ハンガリー帝国のブリュン(現:チェコのブルノ)に生まれ
9歳で自作のカンタータを聴かせたマーラーに天才と言わてから神童として
30代まで快進撃を見せます。しかし、40代からユダヤ系だったためにアメリカに亡命。
嫌々映画音楽を書きますがそれでも映画音楽界に革命をもたらし数々の賞を獲得します。

戦後はナチスの束縛が解けて純粋な音楽へと復帰し代表的な
ヴァイオリン協奏曲ニ長調などを作曲しています。

- 作品の紹介 -
今回の作品3"7つのおとぎ話の絵(童話画)"は1910年(13歳:ピアノソナタ第2番の後)に
作曲された小品集で、童話からインスピレーションを得て作曲されています。

第1番"魔法にかかったプリンセス"(ベヒシュタイン童話?)
第2番"エンドウ豆の上に寝たお姫さま"(アンデルセン童話)
第3番"リザベル"(ポーランドに伝わる悪霊)
第4番"小人(ヴィヒテルマンヒェン又はノーム)"(グリム童話)
第5番"妖精の王の舞踏会"(詳細は分かりませんでした(>_<))
第6番"勇ましいちびの仕立て屋"(グリム童話)
第7番"おとぎ話のエピローグ"


第4番"小人"
ここで言う"小人"とは、グリム童話の"白雪姫"や"小人と靴屋"に登場する
三角帽子の白ひげを生やしちゃってる小人を描写しています。
ヴィヒテルマンヒェン/Wichtelmännchen(ヒェン/-chen(独)=小さい・可愛い)ノーム/Gnome
呼ばれ、小鬼や妖精とも訳せるようです。


演奏:ルドルフ・ガンツ

下行する半音階を主体にスタッカートのオクターブで慌ただしく始まり、
かと思えば気だるいワルツに、またそれがいきなりドラマティックなワルツに
変わりと落ち着きの無さが面白い小品です。


第7番"おとぎ話のエピローグ"
いきなり紹介2曲目にエピローグ(結び)もどうかなと思うのですが紹介。
曲集名が"7つの童話画"の場合"童話のエピローグ"のほうがよいと思います。

Youtube : KORNGOLD'S MAERCHENBILDER ~ EPILOG
演奏:コルンゴルドの自演
埋め込み禁止の為URLでご紹介させてもらいます(>_<)

曲はエピローグという割りに4度を主体とした不穏な響きで始まりますが
次第に色付き初め、低音に5度を使った穏やかで懐かしさのあるメロディが歌われます。
後半に不穏な部分がちらちらと再現されるのもまだ何かありそうで
聴き手を惹きつけます。
どことなくモンポウを思わせる美しい響きも注目です。

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コルンゴルトは楽章で続いている管弦楽向けの大作をよく目にしますが
今回はピアノソロの小品集からの紹介でした。
しかしそのような小品においても作曲者の魅力を
十分に感じることが出来ると思います。


比較的近代の作曲家ですので独特の調性に戸惑うかもしれませんが
よく聴くとその深い深い色彩に魅了されるでしょう。

自分的にはコルンゴルトは当時だけでなく、現在から未来への重要な
道しるべとなる存在だと思います。

ではでは。惜し(あたらし)い作曲家を新しいレパートリーへ!٩(◦`꒳´◦)۶

category: コルンゴルト,E.W

tag: 音楽  あたらし作曲家紹介  E.W.コルンゴルト 
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